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「生物はなぜ進化したか」

 著者は化石植物の進化と系統が専門のラマルク主義者。

 速読。

p121「最近の週刊現代(1978年7月13日号118ページ)に『むしかえされるダーウィンの進化論争・進化論より変化論』と題して上智大学の渡辺昇一教授が最近のイギリスに起きた進化論論争について紹介している。その中でやはり前述したハックスリーの計算をあげ、『進化論はほとんどゼロといっていいくらいの確率のことを信じているにすぎないというもの。・・・・・・(ハックスリーの計算をのべている)・・・・・これは常識的には、ありえないことを信じているようなものだ、ということになります。・・・・』と述べている。」

週刊現代からの引用だそうです・・・。
 渡辺昇一って英語学の先生です。渡辺教授は進化論なんか常識程度にしか理解してないでしょう。

p161「歴代の徳川将軍の遺骨を研究した結果を報告している。それによると約250年間の間に将軍自身の顔にも大きな変化が見られたという。変化の大きく示されているのは咀嚼器官の弱体化で、後代になるほど顕著に表れていたという。この咀嚼器官の弱体化は当時の将軍や貴族に共通した現象で、その原因として当時の貴族の生活様式、とくにほとんどかむ必要のない特殊な食生活が考えられ、それがため咀嚼器官が退化して、現在でも稀な超現代的な顔が形成されたものだろうというのである。」

発達・成長に必要な刺激が足りなかったから弱体化しただけで、進化ではないと思います。おそらくその後期の将軍の子を現代風に育てたら咀嚼器官は発達するでしょう。

p161「習性が形質を変えたと言わざるを得ない。徳川将軍の例を見ても明らかなように、咀嚼器官を退化させる突然変異が次々に生じ、それは当時の貴族階級の人たちの食性に有利であったため選択されて残り、それがため貴族特有の顔が生じた、などとはとても考えられないのである。突然変異も、自然選択も関係なく、同じ習性を持った人たちに同じような形質の変化が生じたに過ぎない、と考える方がはるかにに妥当であろう。習性が形質を変えたのであって、もし遺伝子も変わったとすれば、それは形質の変化に付ずいした現象と見なければならない。遺伝子優先ではなく、形質優先の立場をとらざるを得ないことを、人類の進化は示していると思われる。」

形質の変化ではなくて発達度合いの差だと思う。

 進化論に触れたい一般読者には勧められません。

 しかしどうして進化論というのは人によってこうも意見が違うんでしょうか。真実は1つで、今のところ確定している部分も多いだろうに、平気な顔して嘘を書く人が多い。不思議です。
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 進化生物学を学ぶアマチュアです。本業は数学教師です。ほとんど自己満足の日記と化してますが、コメントどんどん下さい。質問・議論・アドバイスも歓迎です。

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