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「生物学のすすめ」

 大御所J・M・スミスの書いた入門書、名著。
 順を追って説明してあり、とても分かりやすい。読んだ人の多くは生物学を好きになるのではないかと思う。この方面に興味のある高校生に読んで欲しい。

生物学のすすめ (科学選書)

ノート

生き物の特徴
(1)代謝
(2)機能

生き物の見方
(1)遺伝の仕組みを持つことで生存のための適応を進化によって獲得する個体集団(究極要因)
(2)エネルギーが通過することによって保たれる複雑な構造(至近要因)

遺伝学の発展
(1)ワイスマンによる生殖質と体質の独立の概念:ワイスマンは、遺伝で重要なのは物質やエネルギーの流れではなく、情報の流れであると考えた最初の人。
(2)メンデルの再発見に基づく遺伝における原子説の確立:大体、生物学者は着想の飛躍を信用しないところがありましたが、後には遺伝学者はメンデル流を見習った。
(3)モーガンらのショウジョウバエの研究に基づく染色体理論:2nの染色体を持っていることが、メンデルの想定したのとそっくりの性質だったが、染色体自身がメンデル因子そのものではあり得なかった。数が少なすぎるからだ。しかし染色体が遺伝子の運び手である可能性があった。
(4)ワトソンとクリックによるDNAの構造決定に始まる分子遺伝学の成長:ワトソン=クリック構造はDNAがどうして情報を含み得るか、まだどうして複製可能かを説明している。

遺伝機構の特徴
(1)デジタルな現象である。
(2)表現型と遺伝子型とが区別されている。
(3)量子レベルでのできごとを巨視的なできごとへと増幅する。

・生物個体を中心に見るか遺伝子中心に見るかは、数学で代数と幾何はどちらが正しいかというのと同じ。

・「裸」の遺伝子たち=細菌よりもなお単純な遺伝的存在(基本構造としてある長さの核酸を持ち、生きている細胞のなかでだけ増殖できる。)
(1)ウイルス:細胞外ではタンパク質の被膜にDNA(ときにはRNA)が包まれた形をしている。細胞外では活性はないが伝染力はある。生きている細胞に核酸が入ると、この核酸は細胞の代謝の機構を乗っ取り、ウイルスのDNAのコピーが作られ、それに含まれる遺伝情報によってウイルスのタンパク被膜が合成される。普通は宿主の細胞は殺されてしまい、たくさんの新しいウイルスが外へ出る。
(2)プラスミド:細胞の外で生きられるようなタンパク被膜は作らないが、最近の細胞同士が接合したようなときに隣へ移ることができる。プラスミドも自身の増殖を細胞内で行うが、自分の入っている細胞を殺すことはせず、それどころか宿主の細胞の役にたつタンパク質の情報を持っていて、薬剤への抵抗性を与えたり、特定の化学反応を可能にしてやったりすることが多い。
(3)トランスポゾン:染色体又はプラスミドの一部としてしか存在できないDNA。普通の遺伝子と異なり、染色体の中で移動できる。その際はコピーを作り、それをもとの場所に残して新しい場所へ移るので、染色体よりも速く増殖する。原核生物で見つかっているトランスポゾンは通常自身の増殖に必要な1つ又はそれ以上のタンパク質の情報を持っている。同じような者が真核生物でも発見されているが、動き回る以外に何をしているかは分かっていない。

動物の行動
強化的:もしある動作Xに続いてもう1つの刺激、たとえばエサが現れ、それが強化的ならば動物はその後動作Xを行う傾向が強まる。 ⇔忌避的

・エソロジストの興味は、野生動物の研究・種間の差異・行動の適応的意義におかれた。「生得的解発機構」「固定的動作パターン」

生命の起源・・・有機化合物の起原

原始地球の大気には「炭酸ガス」が含まれていなかった。(ホールデン・オパーリン)

ホールデン「熱くて薄いスープ」
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 進化生物学を学ぶアマチュアです。本業は数学教師です。ほとんど自己満足の日記と化してますが、コメントどんどん下さい。質問・議論・アドバイスも歓迎です。

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