スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「ブラインド・ウォッチメイカー」

ブラインド・ウォッチメイカー―自然淘汰は偶然か?〈上〉
ブラインド・ウォッチメイカー―自然淘汰は偶然か?〈下〉

 進化論を信じず、神がこの世を作ったと信じる人たちがしばしば使う反論に「偶然による自然淘汰によって、例えば眼のような不雑な器官が出来るわけがない。」というものがある。それに対するドーキンスの答え。

 先の質問に対して、ダーウィンのブルドッグと言われた進化論支持者のトマス・ハクスリーは、「十分に長い時間と壊れないタイプライターがあれば、猿がランダムにタイプライターを叩き続けても、 いずれは、シェイクスピアの全編を書き上げるだろう。 」と言ったとされている。
 似たものに「スクラップの山の上を竜巻が通過して偶然ボーイング747が出来る。」「全ての部品を箱に入れがちゃがちゃと振ったら時計が出来上がる。」などという例もある。どういうことかと言うとこれらは全て進化は偶然の積み重ねであるという前提に立っているという事です。

 しかし、実際はそうではありません。進化の2つの要素である突然変異と自然淘汰のうち、確かに突然変異は偶然であるが自然淘汰は全くその反対で必然なのです。「累積淘汰」によって、眼のような複雑な器官も自然淘汰によって造り出される可能性は十分にあるのです。

 余談ですが、ジャック・モノー「偶然と必然」って本があるんですよね。内容的に関係あるのか知りませんが非常に興味をそそるタイトルです。

 それを生み出す自然淘汰のプロセスには、複雑なものを作り上げようという意図も、先の見通しもないが、もし自然界に時計職人にあたるものが存在するとしたらそれは神や奇跡ではなく、この自然淘汰である。そしてこのいわば「盲目の時計職人」は、しばしば考えられているような単なる偶然では決してないのです。

 この本の主題は上巻全6章のうち3・4章までで「累積淘汰」という結論を出してしまっている。
第5章では、遺伝子情報の巨大さについて
第6章では、進化の前段階、生命の起源について

第7章では、捕食者と餌生物、寄生者と宿主、1つの種の雄と雌などの間の「軍拡競争」について
第8章では、クジャクや極楽鳥の過剰な尾羽などの「性淘汰」の特殊な事例について
第9章では、「区切り説」への反論
第10章では、進化から見た生物の分類について
第11章では、ラマルク主義、中立説などについて

 なお、現在では改訂されています。
盲目の時計職人盲目の時計職人
(2004/03/24)
リチャード・ドーキンス

商品詳細を見る
スポンサーサイト

theme : 自然科学
genre : 学問・文化・芸術

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

AmateurD

Author:AmateurD
 進化生物学を学ぶアマチュアです。本業は数学教師です。ほとんど自己満足の日記と化してますが、コメントどんどん下さい。質問・議論・アドバイスも歓迎です。

カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
リンク
ブログ内検索
月別アーカイブ
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。