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「延長された表現型」

延長された表現型―自然淘汰の単位としての遺伝子
 それぞれの表現型は自然淘汰を勝ち抜いてきた結果そこにあるものです。キリンの首が長いのも1つの表現型で、カタツムリの殻があるのも表現型。キリンの首やカタツムリの殻は遺伝子の作用によって作られるものです。では、ミツバチのダンスやヤドカリが貝殻を被る行動はどうなのでしょう、やはりこれも遺伝子がそうさせているわけです。ダンスを踊らないハチは絶滅し、貝殻を被らなかった昔のヤドカリの仲間は自然淘汰に勝ち抜けなかったのかもしれません。つまり、これらの行動も表現型の1種と見てよいのではないかということです。更に、蜘蛛の巣の網はどうか、これもまたやはり遺伝子がそうさせているのであって、効率よく餌を捕らえる事の出来る網を作らせる遺伝子は生き残っているわけです。餌を取れない網しか張る事の出来ない遺伝子は、蜘蛛が死んでしまうためコピーされ次代へ伝えられることなく消えてゆく。もっと大きなものではシロアリの塚や、ビーバーの作るダムも遺伝子の表現型であると言っています。更にその影響は他の生物にまで及ぶと言っています。

 なるほど、確かにそうだと思う。身体のつくりも、その行動の特色も、行動による造作物も全て遺伝子の支配下にあるわけですから。こうした「延長された表現型」を考える事によって見通しの良くなる場合がありますよというのがこの本のテーマです。
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theme : 自然科学
genre : 学問・文化・芸術

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 進化生物学を学ぶアマチュアです。本業は数学教師です。ほとんど自己満足の日記と化してますが、コメントどんどん下さい。質問・議論・アドバイスも歓迎です。

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