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「地球最後の日のための種子」

地球最後の日のための種子地球最後の日のための種子
(2010/08/26)
スーザン・ドウォーキン

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 高校生の頃だったか、あいまいな知識だがどこかで聞いてきて感心したことがある。「アメリカでは地球上の全ての植物の種子を保存している。」アメリカってすげぇ国だなと思って記憶がある。科学(生物学)の知識も増えてきて「全て」というのは無理があるなとも思ったが、その思想はやはりすごいとずっと思っていた。
 書店でこの本を見かけたときに、懐かしい記憶がよみがえり、その場で手に取りレジへと向かった。
 
プロローグ 小麦を全滅させる疫病
 アフリカに発し、世界の小麦を侵していく疫病。これに耐えられる小麦を見つけねば世界の食糧は失われる。鍵を握るのはあらゆる品種の種子を貯蔵する"種子銀行"。

第一章 世界の食糧を護る
 世界を飢餓から救い出す―そんな大義を抱く科学者たち。世界中で穀物の種を収集し、改良し続ける彼らの血脈から、種子銀行家(シードバンカー)・スコウマンは生まれた。

第二章 種子銀行の誕生
 たった1つの品種で占められた畑は、ひとたび疫病が起これば全滅する危機をはらむ。道の疫病から作物を守るには、世界の僻地に赴き、あらゆる品種を保護せねばならない。

第三章 シードバンカー出動
 スコウマンの理想は万人に開かれた種子コレクションだった。それに向かって邁進する中、「地球温暖化」の危機が囁かれる。そのためにも種子銀行の必要は高まる。

第四章 辺境の畑に満ちる多様性
 品種改良が繰り返され、先進国の畑は多様性を失った。野生種など未知の遺伝形質の保護のため赴くべきは世界の辺境。政治の壁を越えスコウマンらはチベットへ向かう。

第五章 遺伝子組み換え作物の登場
 バイオテクノロジーとコンピュータ―世界を変えた2つの革命。スコウマンはこれを飢餓との戦いにおける朗報と見なし、遺伝資源のデータベース構築をめざす。

第六章 種の遺伝情報は誰のものか
 技術革新のダークサイドが姿を現す―特許により私企業が遺伝子情報を占有し始めたのだ。一方、南北対立の中で締結された≪生物多様性条約≫にも落とし穴が。

第七章 遺伝子銀行の危機
 遺伝資源の所有権をめぐる争いは激化し、グローバルな食糧の問題と対立する。一方で公共のジーンバンクは予算削減というトレンドの中、徐々に追い詰められてゆく。

第八章 地球最後の日のための貯蔵庫
 永久凍土の地下に二百万を超える穀物を貯蔵するシードバンクが建造された。農業が壊滅しても復活できるように。人はそこを"地球最後の日のための貯蔵庫"と呼ぶ。

第九章 すべては保全されなければならない
 ベント・スコウマンは言っていた―「種子が消えれば、食べ物が消える。そして君も」。食料の危機に対するジーンバンクと植物学者たちの戦いは今も続いている。


 非常に面白かった。読み物としても科学書としても。そして昔生徒に借りて途中まで読んだ漫画「7SEEDS」を思い出した。連載終了しているのかなぁ、もう一度読みたいな。大人買いしようかな。
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 進化生物学を学ぶアマチュアです。本業は数学教師です。ほとんど自己満足の日記と化してますが、コメントどんどん下さい。質問・議論・アドバイスも歓迎です。

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