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「進化をどう理解するか」

進化をどう理解するか

p5 このような地球の状態を想定して、本格的に生命発生の実験に取り組んだ最初の人が、ホールデンで、1928年のことである。

 ホールデンはそんな実験までしてるんだ。すごい人です。

p11 地球の自転
 これに注目した最初の人は、パスツールであった。地球は一方向にしか回転していない。その影響で生命には一方の型だけが残っているのではないか、と彼は奇抜な思いつきをした。パスツールは、このことを証明する実験さえ計画し、その一部を実行に移した。<中略>しかし、当時著名な有機化学者であったビオーの忠告もあって、この計画はようやく取りやめになったと伝えられている。

 これは面白い。初めて聞いた。確かに有機化学の鏡像だっけ。光学異性体か。それが生物ではどちらか一方しか現れないというのは謎ですよね。

p88 この地球上には、異なる型の、しかもそれぞれ調和のとれた遺伝子の集団が存在する。その1つ1つが種である。
 自然界では、新しい種が生じる変化は徐々に起きる。多くの場合、わずかの突然変異が集積していって、ついに別の種ができあがる。もとの種を形成している遺伝子集団のうち、2,3の遺伝子が変化したところで、その遺伝子集団全体の調和は乱れない。変化を起こした個体と、変化していない固体の間に、生殖能力があれば、少しの遺伝子の変化であれば、打ち消される。変化した遺伝子は、この種の個体群の中にばらまかれていくだけである。突然変異が起こっても、それが集団内で大規模に起こらない限りは、その種個体群の遺伝子構成を多様にするだけであって、新種の形成には役立たない。いま見てきたように、遺伝子の突然変異があっても、種分化にいたるのは、やはり長い長い道程がある。小進化という段階でも、集団の遺伝子系の変化までおよばなければならない。
 遺伝子系が新しくできて、小進化が起こったとしても、これらすべてが環境に適応した結果とは限らない。環境に不適合な形質または、少なくとも有利でない形質の遺伝子系が集団で確立されるときもある。これがライト効果または遺伝的浮動と呼ばれている現象で、小進化においては、わりとしばしば見られる。
 進化をすべて環境との適応ないし調和の結果と受け止めてはならない。

 はい、大丈夫です。解っています。中立説やほぼ中立説ですね。浮動も「集団の遺伝」で学びました。

p116 温帯の落葉性の起源をアクセルロードは次のように説明している。まず、高温多湿な熱帯付近にやや不規則な乾燥気候が生ずる。この気候帯で発生し、適応性を獲得した植物がより内陸の感想気候帯へ進出し、さらに高緯度の光周期と冷涼な気候へ適応していく。新生代にはいると、より高温の年間較差の大きい気候条件に適応するようになると。

 あのアクセルロッド?この本に何度も出てきた「植物の進化を探る(前川文夫)」(1969)も神田で手に入れてあるんだよな。あまりにも古いからちゃんと読むかどうか迷ってたんだけどこの本以外でも引用されていた記憶があるから大事な本なのかな。

 なんか著者の”進化観”を述べたような本で、章の構成も進化をオーソドックスに学びたい読者を思いやってという感じではない。お勧めはしないかな。彼の専門らしい細胞の進化・植物の進化は初めて聞いた話も多かったので有益でした。

 最近の悩みはこんなん続けてていいのかなと。(笑) 入門書や啓蒙書っぽいのは卒業した方がいいのか、それでもまだまだ学ぶべき所があるのか悩みます。誰か師がいればいいのだけど。何か1つ専門的に深く学ぶ分野を作るべきだろうとは思うのだけれど、どの分野にするかなぁ。
 そのことについてしばらく考えてみよう。実際には100冊超えてるだろうけど、まずはblogベースで100冊目指します!

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theme : 生物学、生態学
genre : 学問・文化・芸術

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 進化生物学を学ぶアマチュアです。本業は数学教師です。ほとんど自己満足の日記と化してますが、コメントどんどん下さい。質問・議論・アドバイスも歓迎です。

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