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「ゲノム23の物語」

 ヒトの23種類の染色体に乗っている遺伝子の中から1つずつを選び出し、トピックの寄せ集め的に並べた本なのだが、つなぎ方が上手でスムーズに読み進められる。興味深い話しも多く、また慎重な筆致の中にも大胆な提案などがさりげなく提出されていて刺激的だった。遺伝子・進化に関するちょっとレベルの高い蘊蓄集という感じか。
ゲノムが語る23の物語ゲノムが語る23の物語
(2000/12)
マット リドレー

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 印象に残ったのは、血液型によって罹りやすい病気に差があるらしいという話し。
 最初から最後まで繰り返し述べられていたのは、「氏か育ちか」論についてで、動物(ヒト)の行動は遺伝子が支配するのか、環境が支配するのかというものだが、著者はそのどちらでもないと言う。当然の答えだと思う。遺伝子だけでは決まらないし、環境だけで遺伝子の影響がないはずは決してないからだ。ただ1つ新しい考え方を習ったのは、行動が遺伝子に影響を与える場合があるということだ。具体例を示して説明しており、ちょっとした衝撃を受けた。
 また、本書の中で著者が紹介していた小説も読んでみたい。似た様な着想で、自分の人生の時系列に沿って、周期表に登場する元素を1つずつ取り上げ、物語が進んでいくものらしい。
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theme : 生物学、生態学
genre : 学問・文化・芸術

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 進化生物学を学ぶアマチュアです。本業は数学教師です。ほとんど自己満足の日記と化してますが、コメントどんどん下さい。質問・議論・アドバイスも歓迎です。

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