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「進化とはなにか」

進化とはなにか―20億年の謎を探る
 浅間一男「生物はなぜ進化したか」の中に出てきたハクスリーの本を見つけた。
 この人はトマス・ヘンリー・ハクスリーの孫で、ジュリアン自身も有名な生物学者でこの本は古典と言われているそうです。
 トマス・ヘンリー・ハクスリーとは、「ダーウィンのブルドッグ」と言われ、ダーウィンを擁護したイギリスの生物学者。有名なエピソードに『「種の起源」が出版された翌年である1860年のオックスフォード集会で、反対派の主教がハクスリーに対して「・・・・・・あなたの祖先というサルは、母方ですかそれとも父方ですか。」と皮肉った時、彼は、こう答えたそうです。「ご質問が私に卑しいサルを祖父にもちたいのか、それとも、すぐれた才能と大きな影響力もちながら、それを厳粛な科学的議論をひやかすためだけに用いる人間を祖父にもちたいのか、と問うならば、私はためらうことなくサルを選ぶと断言いたします。」』というものがあります。


 浅間一男「生物はなぜ進化したか」で引用され、「ありえないことを信じているようなものだ」と結論していたが、文脈が違っていた。この本に出てくる計算は、確かにありえないほどの確率について述べているのだが、その後にしかし実際に進化は起こっていると、そのありえない程の変異を自然選択(自然淘汰)は引き起こす。それほどに自然選択の力は大きいと言っている文脈だった。しかも計算はハクスリー自身のものではなく、マラー教授という人物が行ったものと書いてあった。だから、「生物はなぜ進化したか」の著者は故意に一部分だけ引用したのだろうし、渡辺教授は理解していないだろうし、週刊現代はワケワカランチンですね。
 かなり古い本(1952年)なので、いろいろと問題のある点もあったが、古典として読むならば構わないと思う。進化論の歴史を知るにはいいでしょう。ただ、一般的に進化論について知りたい場合は現代の著者が書いたものがたくさん出ているので、この本を選ぶ事はお勧め出来ない。
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theme : 自然科学
genre : 学問・文化・芸術

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 進化生物学を学ぶアマチュアです。本業は数学教師です。ほとんど自己満足の日記と化してますが、コメントどんどん下さい。質問・議論・アドバイスも歓迎です。

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